獣医師の仕事
近年のペットブームもあり志望する人が増えている仕事の一つが獣医師です。
獣医師は犬や猫をはじめとするペットの病気を治す人というイメージがありますがそれだけではありません。
ペット以外にも家畜の診療や治療をしたり、動物園の動物や野生動物の治療や管理、保護をしたりもしておりその仕事は多岐にわたります。
やはり動物病院で犬や猫の治療をしている人が最も多いですが獣医師全体の約半数です。
それ以外の人は他の場所で活躍をしています。
獣医師になるには
獣医師になるためには獣医師の国家資格を取得する必要があります。
高校を卒業したら獣医師の養成課程のある大学で6年間学び国家試験の受験資格を得なければなりません。
その後国家資格に合格をして初めて獣医師として活躍することができます。
獣医学部は全国にも数が少なく難易度もとても高いです。
そのため獣医学部に進学するためにはしっかりと受験勉強する必要があります。
獣医学を学ぶ学校は6年間通う必要があるのでかなり学費もかかります。
国立大学の場合には私立大学に比べると5分の1程度の学費で済ませることができますが、学校の数も少なく難易度はかなり高いです。
医学部を志望するのと同じくらい難易度があるのでかなり勉強する必要があります。
国立でも私立でも大学では授業も難しいですし実習も多くありレポートなどの課題も多いです。
そのため在学中にはアルバイトをすることが難しい学校が多くあります。
アルバイトをすることが難しいだけでなく体力的にもかなりハードです。
獣医師国家試験の難易度
獣医師の国家試験は6年間の授業の内容が試験で出題されます。
そのため内容も幅広く専門的です。
普段の授業からしっかりと授業の復習をして内容を身につけておく必要があります。
ここ数年の国家試験の合格率は80パーセントです。
数字だけを見るとかなり簡単に思われますがしっかりと準備していないと合格できません。
また新卒での合格率は高いですが一度不合格となった人の再受験での合格率は40パーセントとかなり低いです。
一度合格できないと内定が取り消しになるだけでなく勉強のモチベーション維持が難しくなってしまいますので一度で合格することを目指しましょう。
獣医師の就職先として最も多いのは動物病院ですが地方自治体で働く場合には公務員となります。
そのため公務員として働くためには公務員試験にも合格しなければならないです。
勉強するべき内容も多くなりますから人一倍学生の間に勉強する必要があります。
動物は離すことができないため丁寧な診察で何が病気の原因か突き止めることができなければなりません。
知識をつけるとともに常に観察し様子をうかがい知ることのできる力や動物の家族に寄り添える心を持っておくようにしましょう。