樹木のお医者さんである樹木医
樹木医は樹木のお医者さんです。
具体的には病気になった木を治療します。
人間の診察をしている医師のような国家資格はありません。
しかし樹木医と名乗るためには財団法人日本緑化センターが主催している資格試験を受けて合格しなければならないです。
樹木医の資格を取得しても樹木医としてのみ仕事をしているという人はいません。
しかし樹木を大切に育てるのはもちろんのこと後世まで美しい状態で残していくために天然記念物や古木、シンボルツリーの処置をするために大切な仕事です。
樹木医の就職先
現在の日本では樹木医だけで生計を立てて仕事をするのは難しいです。
しかし樹木医の資格を持っている人は造園業や農林業関連の事業や植栽管理業、大学や研究所など幅広い場所で活躍しています。
樹木医は樹木を扱う仕事や国や地方公共団体、農林、緑化慣例の仕事の場面でとても役立つ知識です。
仕事の需要もまだ少なく樹木医の見の仕事で生計を立てることは難しいですが樹木や森林を取り扱う仕事にはとても役立つため資格取得をする人が増えています。
樹木医の働き方
樹木医は樹木医以外の仕事と兼業している人がほとんどです。
そのため仕事の進め方は兼業している内容によっても違います。
樹木医としての活動のみに焦点をあてると屋外での作業となるので日が出ている時間に仕事をする点はどのような兼業をしていても共通です。
一般的には9時から18時ころまでに樹木の診断や調査を行います。
診断や調査をして得られた情報をもとに治療を行うのですが、すぐに治療をしないことが多いです。
情報をもとに治療計画書や治療費の見積もりを出し内容に了承してもらえたら治療を始めていきます。
樹木医になるためには
樹木医になるためには資格試験を受けなければなりません。
試験には7年の実務経験が必要です。
実務経験は造園会社で樹木に関わる仕事を行い必要な知識や経験を身に着けていきます。
しかし最近では樹木医の活躍を期待して特定の大学で樹木について学んでいると試験が受けられる樹木医補の資格取得が可能です。
樹木医補の資格がある場合には1年以上の実務経験を経たら樹木医の資格試験を受けられるようになります。
樹木医を目指すための近道としては大学に進学をして樹木額や植物病理学といった樹木に関する知識を身に付けて樹木医補の資格を取得するのが近道です。
速く樹木医として活躍できるだけでなく専門的な知識を身に付けることによって保全活動や治療でも活躍をしやすくなります。
資格を持っていなくても仕事としてはできるものですが、資格を取得していると活躍できる場所も広がりますし収入も上乗せや昇給手当てがつき優遇される場合が多いです。