注目されるアニマルセラピストの仕事
動物には癒しの力があるといわれています。
その癒しの力を活用する仕事の一つとして注目されているのがアニマルセラピストです。
アニマルセラピーというのは人を癒すための訓練をしたセラピードッグを連れて様々な場所に行き交流をすることで人々に癒しを与えます。
活動場所は老人介護施設や児童養護施設、ホスピス、障碍者施設など幅広いです。
アニマルセラピストはセラピードッグに帯同してアニマルセラピーを行うとともにセラピードッグの育成も行っています。
アニマルセラピストになるには
アニマルセラピストになるためには国が認めている国家資格はありません。
そのため個人で活動する場合には自分でアニマルセラピストと名乗ることができます。
とはいえ犬がセラピードッグとして活動できるようにするためのしつけをするためにはある程度の知識が必要です。
そこで多くの人はアニマルセラピストとして活動するために必要なスキルを身に付けるために資格取得や専門学校に通っています。
このような資格や経歴があるほうが顧客も安心できるためセラピーの依頼も受けやすいです。
アニマルセラピストの勉強は専門学校以外にも通信講座でも学ぶことが可能です。
しかし専門学校に通うと実習で実際に老人介護施設でのセラピーの現場に触れることもできます。
実際に実習に参加をしたり直接先生から指導してもらえたりする場面が多いので専門学校に通う方が知識は習得しやすいです。
アニマルセラピストがやりがいを感じることのできる場面
アニマルセラピーを必要としている人の多くは心に傷を抱えていたり日常で何か不自由があったりします。
そのような人たちがセラピードッグたちと触れ合うことで変化が起きるのを目の当たりにする場面はセラピストがもっともやりがいを感じる場面です。
今まで無気力だった人がセラピードッグと触れ合うためにリハビリを頑張ったり、訪問の時間を楽しみにしてくれたり、セラピードッグと触れ合うことで笑顔を見せたりしてくれるとすごくやる気を感じられます。
また、セラピードッグへの調教も大変ですがやりがいを感じられるものです。
犬は話すことができないのでコミュニケーションがうまく取れずに苦労することもありますがだからこそ伝わるようになった時の嬉しさは大きくなります。
犬が好きな人たちが就くことの多い仕事なので様々な犬たちと一緒に過ごせることも楽しい点の一つです。
セラピードッグは犬種の指定がないので様々な犬種と触れ合えるチャンスもあります。
最近では保護犬をセラピードッグとして活動させるケースもあり、殺処分される犬たちを減らす活動につなげられる点動物愛護の観点からやりがいも大きいです。